2005年頃より菌状息肉症(低悪性度リンパ腫「年間発症者がおよそ100万人に一人」)を発症、進行が遅く難治性の状態に進む患者はおよそ1割ながら、進行してしまうと標準療法が無く治療が難しい希少疾病で、ステージⅢで再入院した53歳の患者が綴る治療経過と病院生活の忘備録です。 JAZZを聴くのが大好きで『森山威男』(ds)さんの音楽と、同じ『菌状息肉症』の仲間の皆さんからの励ましにパワーをもらっています。
2012年7月13日金曜日
GVHDとGVL効果
7月13日 (金曜日) Day+50
免疫抑制剤の増量とプレドニンでGVHDは小康状態です、倦怠感も少し改善されていますが、いつまでこんな状態なのか不安を感じる日々が続いています。
ところで、白血病でいうGVL効果
(移植片対白血病細胞反応:移植したドナーのTリンパ球が患者の体を異物と認識して攻撃するのがGVHDですが、同時に残存する白血病細胞も異物と認識して攻撃するため、再発が減少します。これをGVL効果と言います。)
も表れてきているようで、皮膚表面に残る菌状息肉症の痕跡が、少しずつ薄皮がはがれ、消えてきつつあるように思います、まだまだこれからですが痕跡部分には悪性リンパ腫も残存しているはずで、これを減少させるための造血幹細胞移植ですから、GVL効果がなければ移植した意味がないようにも思いますが、他の血液ガンとちがい皮膚の状態は自分で自覚出来るため、これを精神的に良い方向に考え我慢の日々を少しでも前向きに療養して行こうと思います。
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GVL効果、凄いですね!
返信削除私の時も、そういった名前の効果だったんだぁ~ってのんきな私は何も知らず、ただただ感心するばかりです^^;)本当に薄皮が剥がれるって表現がピッタリで!私のときもそうでした。目にみえて悪かったので(特に顔が)良くなる時は本当に嬉しかったです☆
ところであきヲさんは、勉強家ですね!
移植経験があっても知らないことばかりなので、判り易く書かれていて、いつも勉強になります^^
minaさんへ♪
返信削除コメントありがとうございます、皮膚の発疹と下痢は相変わらずですが、薬剤が増量されてから自覚する体調は良い日が続いています。
腫瘤の治療で、電子線痕が黒く変色してしまったところが数箇所ありますが、GVL効果と思いますが、何だかこれにも効果があるようです、消えてくれれば大変嬉しいです。
minaさんも薄皮が剥がれましたか、先輩に質問ですが免疫抑制剤の使用を終るともっと活発に薄皮が剥がれるものでしょうか?
毎日暇なうえ体調も少し良いため、気になることをネットで検索しているだけで特別勉強家というわけではありません(笑)。